総務部長の黒田です。
以前、プロジェクト毎に選挙でリーダーを決めるというIT企業紹介を拝見したことがあります。
実は私も以前から人事評価は上司だけでなく周囲の人達からの信頼こそ重要だと考えていました。
しかしプロジェクト毎に選挙をやるなんて!
それができるほど人材層が厚い組織であるということであり、人が集まりやすい良い環境の証明です。
このIT企業がその後どうなっているのかは分からないですが、こういった施策を見習って真似てみるにしても、プロジェクト方式を取っていない企業もありますし、さすがにプロジェクト毎にやるのは落選した人へのフォローはどうするか?、立候補する人がいなかったら?、透明性を確保したり、選考の過程でゴタゴタして疑念を持たれないように・・などなど、かえって社員のモチベーションを下げるような事態にならないよう、色々と考えなければいけないことも多いでしょう。
実際、運営は簡単ではないと思います。
少し逸れますが、例えば昇進に関して、上司以外からの評価も反映する仕組みを取り入れるのはどうでしょうか?
これにより、少なくとも周囲からの信頼感ゼロな”優秀なイエスマン”が昇進してその他の社員のモチベーションを下げる事態は避けることができると思いますし、その上司も、上げてやりたい部下が実は”優秀なイエスマン”であったことを知る機会にもなりますね。(過去のブログを参照ください。)
さて、プロジェクトが成功するなら、嫌われ者でも技術や判断力に長けた者がリーダーになる方が良いと判断したとしても、それは果たして持続可能な体制でしょうか?メンバーの成長に寄与できるのでしょうか?
仕事なんだから我慢しろなんて言うのは、マネジメントは諦めましょうと言っているのと同じです。
選挙以外にもやり方は色々有ると思いますが、一度下がったモチベーションを上げるのは並大抵のことでは回復しないので、そういった影響が出ないかどうかを特に注意して施策を講じなければなりませんね。
そういう当社は少数精鋭でやっておりますが、社員にとっての明るい選挙にチャレンジするくらいのチームメンバーに集まってもらえるような会社になるべく、頑張っていきたいと思います。
当社の魅力については、次の機会にお話させてください!