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黄金比マジック

総務部長の黒田です。

黄金比というのがあるじゃないですか。
縦横比が1:1.6という長方形のあれです。

古代からある概念らしく、昔の名画の構図がこの黄金比になっているとか、現代ではアップルコンピューター社のリンゴのロゴが黄金比で構成されているとか有名だと思います。
また、人間のパーツの比率でも用いられたりしますよね。確かに1:1.6のあの絶妙な長方形は安定感があるのかも?とは思いますが、でも言うほどそんなに影響あるのかなとも思ってたんです。

が・・・。

以前担当したプロジェクトでとある方にお会いした時、なるほどと思ったんです。

その時、席はお互いにフロアの隅っこ同士だったので、私の席から30m以上離れていたと思いますが、その方が通るのを遠めに見て、背の高い方だな、と思っていたんです。
その時はお互い別の仕事をしていたので、近くで目にする機会はありませんでした。

その後、その方がメンバーに加わり初めての打ち合せがあったという日です。会議室に入ろうとしたところでその方と入り口で鉢合わせしたのです。

え!?

私より低いくらいの背丈なんです。
その方は実際には小柄にもかかわらず、センスや姿勢が良く、小顔でパーツのバランスが良かったのでしょう、それで背が高く見えるという錯覚をしていたのでした。

正直、すごくびっくりしました。
その後、また遠目からその方を拝見したとき、一人で歩いている姿はやっぱり背が高く見えるのです。もしかして黄金比ってこういうことだったのかと。と、言うのは、実際に背が高いモデルさんみたいな方も居たのですが、その方には実際の背丈よりも高く見えるような印象は受けなかったのです。黄金比の威力をしみじみ感じたものでした。

という黄金比に翻弄されたお話でしたが、まだまだ翻弄されます。

そのプロジェクトの後に、独立して起業することになったのですが、予算もなかったので、グラフィッカー出身(?)の私が黄金比を意識して会社のロゴマークを作成しました。

今のロゴは10周年記念でプロの方に改めて作ってもらったものです。
依頼する時、デザイナーさんに、新しいロゴには一切参考にする必要はないのですが、一応今までのロゴはこれですということで、私が作ったとは特に言わずに自作のロゴデータをご提示したところ・・・

「おそらく当時のトレンドを取り入れており、悪くないデザインですね。しかし、なんというか、今だとちょっと古風な感じがしますね。新しいロゴは、流行り廃りということがない普遍的なデザインを意識しました。」

「無難だけどダサいです!」という率直なご感想をいただきました。
大変参考になります。(泣)

ちなみに今のロゴは手前味噌を差し引いても、特に黄金比にこだわったということでもなくても、とてもカッコいいと思っているのですが、皆さんどう思われますか?(笑)

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