ブログを上げるとすかさず「会社のブログに書くネタじゃぁないんですってばぁ!」とスタッフから怒りのメールが来て怒られっぱなしなのですが、そんなにすかしたカッコイイ記事は書けませんということで、上げる前に検閲!が入ることになった総務部長の黒田です。
世のブロガーの皆様、コツを教えて下さい。
今後は弊社ホームページを見に来て下さった方に有用な情報や、弊社のお話などを書けるようがんばっていこう!と思っていますが(いや前から思っています!)、こちらも書いてしまったので上げました。(上げちゃった?)
今後もスタッフの隙を見て端々にこういった話題も入れて(ねじ込んで?)いきたいと思います。
ただ、ひとつ言えることは、弊社は上下内外関係なく、本当に誰にでも何でも言い合い、やってみたいことは何でもやってみる、そしてそれをみんなで応援し合うという、とっても自由でハートフルな社風です。(キリリ
むちゃくちゃ風通しの良い会社ですので、気になった方はぜひ遊びにいらして下さい!
では今日のお話を。
最近はあまり見かけませんが、ワイドショー華やかなりし頃、大事件が起こると、リポーターが被害者のご近所さんに突撃インタビューしているシーンがよく流れました。
その際に、よく被害者のことを「面倒見のいい人だった」とか、「とても明るくていい人」とか、「決して恨みを買うような人ではない」なんてコメントが聞かれましたよね。
私も幼心に「そんな良い人を、犯人はなんて悪いやつなんだ!」と単純に思っていました。
それから時は過ぎ、高校卒業後の話です。
高校のクラス会に参加した折、小学校から高校までずっと一緒だったあるクラスメート(松嶋菜々子さん似の美人)が唐突にこんな告白を始めたのです。
「今だから言うけど、あんたのことが憎くて憎くてたまらなかった。なんであんたみたいなのとずっと一緒なのかって。」
えーーっ?
脈絡もないし私には全く意味が分かりません。
学生時代、彼女は華やかな外見もあっていわゆるリア充グループで、私は目立たずマイペースに趣味に没頭するいわゆるオタクグループ?でした。
普段ろくに会話もしませんでしたし、高校まで同じ学校だっただけの関係です。彼女になぜ憎まれなければならないのか?
さらに彼女はこう続けます・・・
「わたしはあんなに勉強して英検5級に合格したの。あんたは落ちると思ったのに受かったからびっくりした。」
私の出身中学では、英検に熱心に取り組んでおり、中1で5級、中2で4級、中3で3級をとりましょうという活動をしていて、放課後に部活みたいな感じで講習を無料でやってくれていました。
「5級は運がよかっただけで今度は落ちるだろうと思っていたのに、4級にも合格したことを聞いて本当に腹が立った。なんで受かるのよって。3級の時は、今度こそ絶対に落ちると思っていたのに、それも受かったと聞いてもう憎くて憎くてたまらなかった。」
「私はあんなに勉強してやっと受かったのに、ふざけてたあんたが受かるなんて許せなかった!」
・・・ちゃんと松嶋さんの某ドラマ風に再生してくれました?(笑)
彼女の事実に対する著しい誤認もさることながら、だとしても理不尽すぎますよネ。
彼女は普段会話もしないような相手を勝手に見下し、勝手に見返されたと思い、その憎しみの中で青春時代を過ごしておられたようです。
ちなみに実際の私は、ふざけるどころか英検の講習はすべて参加し、週2回は学校が終わってから50kmも離れた都会の英会話教室に往復3時間かけて高校卒業まで一度も休まず通っていました。学校の勉強に関しても、テスト前ともなれば深夜まで勉強していましたし、そういえばテスト前になると勉強教えて欲しいと言ってきたリア充グループの別の女子と放課後一緒に勉強していたこともありました。
とにかく、自分がやるべきことを一生懸命やっていただけです。
私がそこまで憎まれなければならない理由は何だったのか?
自分で言うのもなんなのですが、私はその頃勉強は案外頑張ってきましたので、中学時代の定期テストで学年で一桁順位だった(しかしそれを自慢したことはないですよ!)し、だいたい20位前後をキープしていた彼女には負けたことはなかったので、こと勉強に関しては彼女が私をそこまで見下す要素はなかったはずだと思うのです。
この告白にしたって、時間の経過とともに変化した心境の中で、重荷となっていた負の感情を、私に告白することによって解放してすっきりしたかったのでしょうか?
でもね、言われた私の心は決して鋼でできてはないんですよ〜。。
とことんひどいですよね。(笑)
なお、この後、高校時代に私と仲が良かった女子に、彼女が私の悪口を吹き込んでいたことも分かりました。
どうしてそんなことするんだろう。
なにより、彼女にそこまで嫌われていた事実にショックを受けました。
こうして自分の知らないところで憎悪が生まれ蓄積されてゆく嫉妬の恐ろしさを目の当たりにした思い出が、たまたま流れていたワイドショーから久しぶりに「恨まれるような人ではない」というフレーズを聞いて、思い出してしまった次第です。
もしかしたら、自分が全く気づいていないだけで、間接的に私が彼女を傷つける行動を取ってしまったのかもしれません。それは否定しません。
自分は恨みを買うようなことはしていないなどと慢心せず、「いつかだれかに恨まれるかもしれない」といつも肝に銘じておかないといけない、というお話でした。
ただ、結局こういうのは交通事故みたいな側面もあります。起こる前には分からないし、起こってから相手を非難し続けても何の解決にもなりませんし、起こったとしても、決して自分自身も暗黒面に引き寄せられないように生きてゆきたいですね。