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IT人材不足の正体

総務部長の黒田です。

IT人材不足と言われながら、ほんとにそうならなんで仕事回ってこないのよ!と感じている方もいらっしゃるでしょう。

深刻だ!だの言われている割には、確かにそんなに深刻な人材不足は感じないかもしれません。では何が足りてなのか?と言えば、マネージャーやリーダーたる立場になる人材の不足が本当に深刻なのです。氷河期世代がいよいよ40代も半ばに入ってきて、この世代の採用をほとんどやってこなかった企業においては、次世代のリーダーたる人材が社内にそもそもいないという状況に陥っており、仕事はあるのに人はいない、そのツケは40代後半や50代が一手に被り、責任だけ重くて大した権限もないという事態となっています。

そんなのを間近で見ていた30代が出世したくない、リーダーになりたくないと思うのは当然のことです。ある調査によれば、日本人の出世したくない率は、世界でもほとんど最下位クラスだそうです。挙句、そんな状態でも半ば強制的に順送りで出世させ、組織の体裁を整えている会社も見受けられますが、やる気のないリーダーの元に配属されたメンバーは悲惨というほかありません。

弊社は主に上流工程の支援をさせていただいており、ベンダーのとりまとめや顧客との調整などから入り、スケジュール策定や工程管理など、ようはプロジェクトを仕切る立場での仕事が多いのですが、きっかけはどうあれ、そういった需要に対応してきたことにより今に至ります。事実、近年はそういった引き合いが特に多く、仕切れる(ようになりたい)人材を鋭意募集しています。

 

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